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2007年 12月 11日

残氓 - キース・ジャレット

「ざんぼう」と読むらしい。このアルバムで初めて知った漢字だ。こんな漢字を探し出してきた(知っていた?)邦題命名の担当者に妙に感心してしまうが、それよりもこの漢字がPCでちゃんと表示されることに驚く。原題は「The Survivor's Suite」。
キース・ジャレットの場合、近年ではゲイリー・ピーコック(b)とジャック・デジョネット(ds)とによるスタンダーズ・トリオの演奏ばかりとなり、また演奏もまぁジャズの全体感からいうとかなり整然としているので、ジャズ耳がそう開発されていなくても綺麗に響く音楽をやっている(それでも、聴けば聴くほどに秘めた緊張感とジャズ魂が強く感じられ、ジャズとしての聴きごたえはかなり高いのだが)。
しかし、昔のようにホーン楽器を加え、単なるピアニストというよりも、よりトータルミュージシャンとして音楽を作っていたよう感じられる「アメリカン・カルテット」時代のフォーマットでも、同じようにジャズの可能性の追求を続けて欲しかった、と思うのは俺だけではあるまい。
アメリカン・カルテットは、当時としては恐らく「アヴァンギャルド」に類されるサウンドだったのかもしれないが、現代(いま)の耳で聴くとアバンギャルドでも何でもない。いやもぅ、カッコ良すぎる。ホント。今では存在感あり過ぎ?なチャーリー・ヘイデンのベースも、ここではポール・モチアンと完璧に息を合わせ「バンドの一員」として見事なリズムセクションを実現している。またキースが素晴らしいことは言うまでも無いのだが、ことこのアルバムでは最高にクールな哀愁感を漂わせるデューイ・レッドマンのテナーが特筆もの。
何度でも繰り返し聴きたくなるのだが、一曲が長いのが玉に瑕である。。。(^ ^;

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by 2dachsies | 2007-12-11 23:34


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