先日読んだ
「シャドウ・ダイバー」に刺激され、昔読んで本棚にしまい込んでいたこの本を再読した。記憶力弱いのでほとんど読んだ内容を覚えておらず、また新鮮な気持ちで楽しめた。確かシャドウ・ダイバーの中の数字によると、WWII中のUボート乗りの水兵の生存率が5割に満たないような記述があったよう記憶しているのだが(ざっと頁めくったがどこに書いているか判らず、正確な数字は不明)、とんでもない!
この本によると、大戦中820隻強のUボートが戦線に投入され718隻が撃沈、乗組員でいうと約39千人中、32千人の損失があったという。帝國陸軍のガダルカナルの3/1000(これは多分に誇張があるとは思うのだが)ほどではないにせよ、凄まじく低い生存率だ。。。しかも、超過酷な環境下に長期間押し込められながらも、終戦までドイツ軍の中でも最も最後まで士気が高かったという。デーニッツが無条件降伏を決断し、配下の全てのUボート指揮官に、武装解除と自沈の禁止を申し伝えたにも係わらず、航海中でなかった殆ど全てのUボート艦長が連合軍に自艦を引き渡すことを良しとせず敢えて自沈させたというエピソードも、漢(おとこ)っぽくて熱くなる。。。
なお、同書は残念ながら今は絶版状態みたい。
= 本日聴いたアルバム =
Gerald Cleaver
"Adjust"
The Jazz Composer's Orchestra
"The Jazz Composer's Orchestra"
Henri Texier
"Remparts d'argile"
Lee Morgan
"Lee Morgan Vol.3"
Ornette Coleman
"New York Is Now"