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2008年 10月 16日

Paul Newman

去る9月23日、ポール・ニューマンが逝去した。残念なニュースだ。'07年に病気を理由に映画界を引退していたとの事。ガンであったようだが、享年83歳といえば十分に長く活躍し切った上での最期と言って良いだろう。
俺の大好きな(写真撮影の上でもフレーミングのバイブルのひとつとして参考にさせてもらっている)、サム・メンデス監督、コンラッド・L・ホール(大尊敬!)撮影監督の「ロード・トゥ・パーディション」('02)への出演が遺作になったのだそう。
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実は今丁度、本日発売の「週刊文春」の小林信彦のコラム「本音を申せば」を読んでいて、まさにポール・ニューマンを悼む内容であったのだが、その中で紹介されていたエピソードに打たれた。彼は'70年代暮れに、当時28歳であった長男を亡くしているのだが、ドラッグとアルコールに因るもので、偉大な父の重さに耐えられなかったためだとの事(その後、ニューマン夫妻は反ドラッグ映画・TV制作の基金を設立)。
この「ロード〜」で、ニューマンはアイリッシュ・ギャングの老ボスを演じているのだが、その跡継ぎが全くダメなドラ息子で、ヤク中の凶暴な人物として描かれている。映画の一部ネタバレとなるが、要はそのような不肖な倅で例え組織の根幹を揺るがすような大失態・裏切り行為をしていたとしても、親の盲目的愛情でそれを赦してしまうのがニューマンの役どころ。
この映画でこの役を演じながら、ニューマンは亡き長男の事を想わずにはいられなかったであろうと思う。実際には死なせてしまった我が子を、映画の中の父としては、できるだけ、親ばかであろうとも、生かせ続けたい、と。

ちなみに、この映画のダメ息子、本当〜に嫌らしくてネチャっとした酷い奴なのだが、それを演じていたのがダニエル・クレイグで、それが'06年には第六代目ジェームズ・ボンド(カジノ・ロワイヤル)になったのにはびっくりさせられた。それだけ演技力も演技の幅も広い素晴らしい男優だったのだなぁ、と。


= 今週火曜日(14日)以降に聴いたアルバム =

c0141133_0114514.jpgDietmar Zeman, Karl Böhm & Wiener Philharmoniker
"Mozart - Wind Concertos / Bassoon Concerto in B Flat Major, K191"

c0141133_014848.jpgCarl Schuricht
"Mozart Symphony #36 "Linz" & #38 "Prague"

c0141133_0162398.jpgBrad Mehldau
"Largo"

c0141133_0172097.jpgArthur Rubinstein
"The Rubinstein Collection - Vol.45 - Chopin: Balladess• Scherzos"

c0141133_019336.jpgMils Davis
"Seven Steps to Heaven"

c0141133_020331.jpgLee Konitz
"Tranquility"

c0141133_021087.jpgHollyCole
"Yesterday & Today"
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by 2dachsies | 2008-10-16 23:58


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