仕事で関わると却って好奇心が失われてしまうのか、結局今までまともにインドについて書かれてある本をしっかり読んだ事がなかったのだが(つまみ読みならばこの半年で実は数冊あるのだが)通して一気に読んだのはこの本が初めてかも。
初版第一刷が'02年9月だが、小学館の「ラピタ」に'98~'99にかけて連載したエッセイをベースにしているとの事。仕事でこの国に関わっているからこそ、このくらいくだけたインド紹介本の方が読んでいて楽しめる(肩がこらない)。
色々とインドグッズが紹介されているが、ブリキのコンテナと、弁当箱と、(伝統的な?)錠前は、俺も機会あれば欲しいと思った。しかし、その手のモノを販売している店(地区)にはあまり行く用事(というか時間)が無さそうだ。しかし、デリーのような都会から離れない限り、ここに描かれているような、あたたかくてのんびりして、脱力してしまうのだけれどもどこか憎めないという、インドにはもうあまりお目にかかれなさそうな気もする。
ちなみに表紙装丁は横尾忠則だそう。
PS: 足裏に刺さっていたウニの刺、漸く一本取れた。刺し口が塞がってしまったと書いたが、あるとき気づくと白く角質化した点が現れ、そこを針で穿るとぴょこんと刺のオシリが顔を出した(オシリが顔を出すというのも変な表現だな。。。苦笑)のだ。でもまだ何となく痛い。跡が残っていないがあと1本くらい残っているような気がしないでもない。