人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2Dachsies! BLOG

twdachsies.exblog.jp
ブログトップ
2007年 11月 24日

秋の空

木の幹が上方から生えているが、これは天地を逆にした絵ではなくあくまでこの方向で撮った写真なのだ。広角の28mmレンズを手に、木を背にしレンズを上に向けてゆき、一番収まりのよいと感じられるところでパチリとした。

撮影しているときには実は気が付かなかったのだが。。。う〜ん。惜しいなぁ。電線が写り込んでいる(^ ^;

(EOS-5D + Y/C Distagon T* 28mm F2 / F8)


秋の空_c0141133_17205573.jpg


# by 2dachsies | 2007-11-24 17:21 | Distagon 28mm F2
2007年 11月 23日

八柱にて

漸く墓参りに行くことが出来た。この秋は彼岸のタイミングでお墓参りに行けなかったのだ。出発前の朝には厳寒を覚悟し、線香をあげ終わり次第とんぼ返りするつもりであったが、意外と穏やかな天気となりゆっくりとする事ができた。
普段は家の周りの下町の街区でばかり遊んでいるため、子供達にとってはハイキングのようなイベントになっていたのかもしれない。道端に積もった枯葉の山とか、広い芝生とか、あちらこちらを駆け回り楽しそうだ。

(EOS-5D + Y/C Planer T* 85mm F1.4

八柱にて_c0141133_9365321.jpg


# by 2dachsies | 2007-11-23 20:29 | Planar 85mm F1.4
2007年 11月 21日

人生には三つの坂がある

今日発売の週刊文春誌上で、恒例の「文春版2007流行語大賞」をやっていた。すっかり忘れていたが、そのなかで採り上げられていたのがタイトルの言葉。造語名人の小泉元首相がどこかの後援会か何かパーティでの一言で、前首相の安部の退陣をうけ「上り坂、下り坂、そしてまサカの坂」と発言し、これが「(安部退陣についての)小泉語録」としてマスコミで一斉に報じられたもの。
しかし小泉って、やはりふてぶてしいというか、人を踏み台にして平然としていられるような太いタマなんだなぁ、とつくづく感じさせられる。
と言うのも、ここに紹介する鈴木宗男と佐藤優との共著である「反省 私たちはなぜ失敗したのか? 」(アスコムなる会社が出版)。この本の後書きで、鈴木宗男が語っている言葉がまさにこの「三つの坂」の話だったからだ。
時系列的に「反省〜」は、安部退陣前に出版されているので、小泉がこの本を後書きまで読んで自分も使ったというのは間違い無い。
なおこの本自体については、刑事被告人の二人がこの本で語っている内容が、本当なのかどうか「天のみぞ知る」なのであるが、さもありなんという感じ。あまりの外務官僚の酷さに情けなくなってくる。共感するか、嘘だと思うのか、人それぞれだと思うが、一読してみる価値は十分にあると思う。
人生には三つの坂がある_c0141133_1221641.jpg


# by 2dachsies | 2007-11-21 23:51
2007年 11月 20日

夜明け

最近は起きる時間帯の空が美しい色合いを見せてくれることが多く、すぐにカメラのレンズを向けてしまうのだが、同じような写真ばかりがたまってしまう。。。今日は思い切って広角(といっても35mm)を使ってみた。正面上方に明けの明星が輝いているのだけど、さすがにこの画像サイズだと判別しづらい(でも確かに光っている)。
12月1日からの新しい会社は、定時開始時刻が今までより早い上に、通勤も今までより倍近くかかってしまう(というか、今までが近すぎたのだが。。。)。これからますます日の出が遅くなる上、朝の犬散歩をするためには、起床は完全に漆黒の未明となりそうだ。そうなるとこれから当面、もうこういう絵は撮れなくなる。
いやまてよ。散歩している間に明るくなりそうなので、また久々に散歩時にカメラを携帯するようにしてみようかな。面白い光線の場面に出くわすかも知れない。。。

(EOS-5D + Summicron-R 35mm F2 / F5.6)


夜明け_c0141133_6394547.jpg


# by 2dachsies | 2007-11-20 06:44 | Summicron-R 35mm F2
2007年 11月 18日

重窒素の行方

このブログを始めてからまだそういえば本について書いていなかったことに気が付いた。ここ最近、実はあまり本らしい本を読んでいなかったので、先ずは数ヶ月前に読んだ本の紹介から。「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一 著/講談社現代新書)。
数年前、同著者の「もう牛を食べても安心か」(文春新書)を読み非常に知的興奮を覚えることが出来たことに期待しての購入。この「生物と〜」は結構売れ行きが良いようで、今でもまだ多くの書店で平積みになっている場合が多い。
本書でも章を割いて解説あるのだが、いったい俺が何に知的興奮を覚えたのかというと、生物の体を構成するタンパク質や脂肪その他全てが、分子レベルで数ヶ月以内に全て置き換えられているという事実を知ることができたからだ。要は、一年前の俺も今日の俺も、俺は俺なのだが、しかし分子レベルで考えると、一年前の俺を構成していた分子は、今の俺の体のなかには一つも残っていないという事。何だか凄くないか?しかもこうした話は、実はこの著者の本で始めて知ることができたのだが、この事は1930年代の後半に既にショーンハイマーという科学者が窒素の同位体元素である重窒素を用い検証確認していたということにもまた驚かされる。
この本には他にもDNA発見のドラマや、生物というシステムの複雑さとそれを実現する実は非常にシンプルな仕掛け、等々についてのエピソードが語られとても楽しく読むことができた。
しかし、日本では伝記に取り上げられ偉人扱いをされている(上野に銅像も建っている)野口英世が、NYのロックフェラー大学で行った梅毒、ポリオ、狂犬病、黄熱病等についての研究成果が、発表当時は確かに賞賛されたものの、その後その殆どが正しく無いとして否定されたため、当のロックフェラー大学のなかでも(一度は顕彰したりした経緯もあるため)暗黒史的扱いされている(つまり偉人でも何でもない)という事は全く知らなかった。。。ちょっと悲しいね。


重窒素の行方_c0141133_209218.jpg


# by 2dachsies | 2007-11-18 20:10